一般社団法人 日本人工関節学会

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理事長就任のご挨拶

理事長 岡崎 賢

このたび、日本人工関節学会の理事長に就任いたしました岡崎賢でございます。
本学会は正会員数が4千人を超える、日本の整形外科領域において極めて重要な学会の一つです。1971年に人工関節研究会として発足して以来、50年以上も人工関節医療の発展と普及に大きな役割を果たしてきました。その理事長という重責をお預かりするにあたり、大きな責任と使命を感じております。
前理事長の松田秀一先生は、特に力をいれる事業として①人工関節に関する研究の更なる活性化、②若手整形外科医の教育と啓発、③国際化の推進の3つを取り上げました。松田先生の強力なリーダーシップのもと、これらの事業は大きく前進しました。各種研究助成制度や褒賞制度の整備を行い、優れた研究を支援してきました。また、本学会のOfficial Journalである 「Journal of Joint Surgery and Research」を創刊し、国内外の研究成果を発信する場を確立しました。カダバーセミナーや教育セミナーの開催を通じて、人工関節医療の未来を担う若手整形外科医の実践的な知識と技術の習得を支援してきました。日本の人工関節医療を世界へ発信し、国際的な連携を強化するために、国際委員会の設立や国際シンポジウムの開催を行い、海外の専門家との交流を深めてきました。Traveling fellow制度も始まろうとしています。私はこの3つの事業をさらに発展させ、学会員の皆様とともに次のステージへと進めていく所存です。
加えて、股関節・膝関節以外の人工関節学の更なる発展と人工関節手術の不採算点の解消のための社会保険制度にも積極的に取り組んでまいります。
これからも、日本人工関節学会の発展、そして人工関節治療のさらなる向上のため、誠心誠意努めてまいります。学会員の皆様のご協力とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本人工関節学会 理事長 岡崎 賢
東京女子医科大学 医学部 整形外科 教授・基幹分野長